
「家庭教師のアルバイトは初めてなので教え方が分からない。」
「生徒や親御さんに満足してもらえる教え方になっているか不安。」
本記事はこういった疑問・悩みにお答えする内容となっています。
筆者情報
- 中学生2人・高校生7人・浪人生3人・再受験生2人の家庭教師をしてきました
- 個人契約・業者を経由の両方の経験があります
目次
家庭教師バイトをする人が押さえておくべき教え方について
家庭教師のアルバイトをして、生徒や親御さんに満足してもらうためには、自分本位の指導にならないように気を付けましょう。
生徒本位の指導をすることで、家庭教師の時間が生徒さんにとって有意義なものになり、「今後もこの先生にお願いしよう」と思ってくれるようになります。
とにかく”生徒本位”、このことを心にとどめておきましょう。
たくさん生徒を褒めよう
大手の学習塾や家庭教師紹介会社の研修で必ず言われるのが、「大げさなくらい生徒を褒めましょう」ということです。
そもそも家庭教師を雇う生徒さんは、「学力をとにかく伸ばしたい!」というよりは、「学校の授業についていけないから助けてほしい」という人が圧倒的に多いです。
自分一人での勉強は不安だから、家庭教師の先生と一緒に助けてもらいながら勉強したいのです。
勉強に対して自信がない生徒さんは、褒めてあげることでやる気が出ますし、家庭教師の時間が心地よくなります。
私の経験では、とにかく褒めることで、多少教え方が下手でも親御さんからのクレームはほぼなくなると感じました。
生徒の学力レベルによって教え方を変えよう
生徒が退屈にならないように、また、分からなくて眠くならないように、生徒の偏差値によって指導の仕方を変えましょう。
基本的には、次のようにするのがおすすめです。
ポイント
・学力が比較的高い生徒→問題演習多め。先生は問題の解説がメイン。
・学力が比較的低い生徒→学校の授業のように、教科書の内容の説明がメイン。
ただし、「宿題を一緒に考えてほしい」など生徒の要望がある場合は、それに従うようにしましょう。
※家庭教師を頼む生徒さんは学校の授業でつまづいてる人が多いので、後者の教え方が適している場合が多いです。
ホワイトボードや紙を使って板書をしよう
板書をして生徒に家庭教師用板書ノートを取ってもらうことで、生徒の授業への参加度が高まりますし、内容の理解もしやすくなります。
裕福な家庭の場合はお家にホワイトボードがあったりもするのですが、それはかなりのレアケースなので、自分でモノを用意しましょう。
ノート型の持ち運びができるホワイトボードを一つ持っておくと大変便利ですよ。
生徒に沢山質問をしよう
生徒に質問することで授業というより会話している状態になり、生徒が眠くなりにくくなりますし、理解度も高まります。
ただし、生徒が分からない質問をしすぎると「めんどくさ。。。」となるので、生徒がなるべく答えやすい質問をするように心がけましょう。
また、勉強以外の質問もたまにすることで、生徒に「私に関心を持ってくれてる!」と思ってもらい、信頼感を高めることができます。
宿題を必ず出そう
大手家庭教師のあすなろさんも推奨していますが、授業の終わりに次回までの宿題を必ず出しましょう。
何もないと家庭教師の時間に勉強したことを全く復習しない生徒が大半なので、宿題を出すことで復習してもらう必要があります。
宿題の量は生徒さんの状況を見ながら、負担になりすぎないように量を調整してください。
親御さんとコミュニケーションを取ろう
一か月に一回でいいので、親御さんと会話をするようにしましょう。
教え方に問題があれば、親御さんが指摘してくれることが多いので、それを参考にして改善することができます。
生徒は不満があれば親御さんに話す
先生の教え方などに不満があると、生徒さんは親御さんに愚痴をいうことが多いです。
活発な性格の生徒さんなら先生に直接不満点を言ってくれることもありますが、経験上かなり稀です。
指導に関する生徒さんの不満がたまると家庭教師の時間が苦痛になり、指導を打ち切られてしまいます。
親御さんは言いたいことがあっても自分からは言いにくい
親御さんも先生に気を使って自分からは不満点を伝えにくいので、こちらから積極的に話しかけて言いたいことを言いやすい環境を作りましょう。
タイミングとしては、生徒さんが気まずい思いをしないためにも、生徒がいないときがベストです。
帰りの時間などを見計らって最低月に一回程度は親御さんとコミュニケーションをとるようにしましょう。
どうしてもタイミングがない場合はLINEなどでやり取りするといいでしょう。
生徒本位の教え方を心がけよう
ここまで、私が多くの生徒を指導してきた経験をもとに、家庭教師が気を付けるべき教え方について説明しました。
全てのことに共通するのが、生徒を第一に考えるということです。
自分の知識をひけらかすような指導はせず、生徒さんが満足して継続的な指導を任せてもらえるような教え方を心がけましょう。