
本記事はこういった疑問・悩みにお答えする内容となっています。
家庭教師全般の教え方についてはこちらの記事をご覧ください。
>>【生徒本位】家庭教師のアルバイトをする人が覚えておくべき教え方について
時給も高く、ストレスが少ないので大学生に人気の家庭教師のアルバイトですが、大学受験生の指導となると教え方に不安を感じる方は多いのではないでしょうか?
人生を大きく左右する大学受験なので、生徒のためになる教え方を身に付け、受験勉強のサポートをしましょう。
筆者情報
- 中学生・高校生・浪人生・再受験生を多数指導してきました
- 慶應義塾大学経済学部卒業
目次
「志望校合格」という結果が求められる
家庭教師を雇う大学受験生やその親御さんが最もあなたたち家庭教師に望むのは「志望校に合格させてくれること」です。
しかし、大きなプレッシャーを感じて萎縮してしまう必要はありません。
どんなに優れた家庭教師であっても、結局は生徒次第だからです。
志望校合格という結果のためには、生徒本人の頑張りが必要です。
では、家庭教師の役割はというと、生徒が志望校に合格するためのサポートをすることです。
「自分が絶対に生徒を合格させる!」という意識よりも、「自分は生徒のサポートをして、本人の頑張りに任せる」という意識が大切です。
大学受験生の家庭教師をする際の教え方のコツ
大学受験生の指導では、生徒本人の頑張りを促すために効果的な教え方をする必要があります。
ここでは、数多くの大学受験生を指導した私の経験や、大手家庭教師派遣企業が研修で説明する内容を踏まえ、教え方のコツを紹介していきます。
実際に問題を解いて見せる
毎回でなくてもいいので、問題を解説するときに自分で問題を解いて見せるようにしましょう。
実際に問題を解いてみせることは次のようなメリットがあります。
・正しい時間配分・試験本番での着眼点を伝えることができる。
・生徒さんがあなたに信頼感を抱きやすい。
いくら口で「この大問は10分で解こう」、「ここの問題文のこの表現に注意すれば解答できる」と伝えても生徒さんには伝わりにくいです。
しかし、実際にあなたが言ったことを実践して見せることで、各段に生徒さんの理解度が高まります。
また、あなたの言ったことが正しいと分かれば、あなたに対する生徒さんからの信頼を得ることにつながります。
信頼を勝ち取れば格段に指導効果が高まります。
スケジュール管理をしてあげる
予備校の模試、共通テスト、大学の個別試験などの重要イベントの予定を共有して、予定を管理してあげましょう。
これは特に浪人生や再受験生を指導する場合は特に意識しなければなりません。
私の最大の失敗経験を紹介します。
私は再受験生の指導を担当していたのですが、センター試験の申し込みを生徒が失念してしまったということがあります。
生徒さんが自分で締切を把握しているものと思い込んでいたのです。
この場合は生徒さんは私立が本命だったので大事には至りませんでしたが、とても反省している出来事です。
積極的にほめる
大学受験生に限った話ではないですが、家庭教師の指導の際は大げさでもいいので褒めるようにしましょう。
褒められるのが嫌な生徒はまず居ません。
褒めることで生徒さんはやる気を出しますし、その場の雰囲気が柔らかくなります。
家庭教師の時間が心地良くなり、あなたは生徒さんに好かれ、評価が上がります。
生徒自身の力で問題が解けた時、難しい説明を理解できた時、宿題をちゃんとやっていた時など、些細なことでもいいので積極的に褒めましょう。
知ったかぶりをしない
知ったかぶりをして正確な情報を伝えないというのは生徒さんに大きな悪影響をおよぼします。
生徒さんに質問されてあやふやな時は、変なプライドを捨て、すぐに調べるようにしましょう。
少なからず大学受験を通して生徒さんの人生を預かっているので、責任を持って正確な情報を伝えましょう。
あなた自身の知識の向上にもつながりますよ。
大学受験生の指導に合った教え方を意識しましょう
以上、大学受験生を担当する家庭教師が押さえるべき教え方のコツについて説明しました。
どの大学に入学するかで人生も多少なりとも変わるので、家庭教師には責任が伴います。
(かといって無理にプレッシャーを感じる必要もありません。)
したがって、本記事で紹介した四つの教え方のコツに留意し、生徒本位の指導を心がけましょう。
生徒さんがより勉強しやすいように、より成績が上がるように、より受験で成功しやすいようにと考えていけば、よりよい教え方が出来るはずですよ。